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毛髪分析とは

 日本では水俣病などの公害病の原因の究明に毛髪分析が用いられます。また海外では犯罪者や非行少年、学習障害児の毛髪中の鉛濃度が一般に比べて高いことが立証されています。水銀や鉛、ヒ素は環境に偏在し、私たちは食品や水、空気などを通しそれらを体内に取り入れています。通常の生活では中毒症状が起こるほど摂取されるわけではないのですが、解毒能力が低下していると、イライラや疲れ、ときどき頭痛がするなどの症状に関係する可能性があります。毛髪分析で予測できる症状には共通点があります。それは、特定の病名がつくような明確な症状を起こすまでに、漠然としたはっきりしない症状が長期にわたって続くことです。慢性の重金属中毒などはその典型です。きわめて微量の有害重金属を長期間に渡って体内に取り込むことで、原因となる有害金属の種類によって症状は異なりますが、イライラしやすい、情緒不安定、しびれやけいれん、忘れっぽくなるなどの、主として神経面や精神面にトラブルが生じる点で共通しています。医療機関ではこういった症状に対して『自律神経失調症』などの診断がくだされることが多いようですが、有害金属を疑ってみる余地は十分にあります。他の検査と毛髪分析を比較した際に異なるポイントは、確定的な診断をするための検査ではないということです。医療機関で行われるさまざまな検査は、すでに明らかな自覚症状に対して病気の診断をするために行われますが、毛髪分析は症状がほとんどない「健康な人」の中から、有害ミネラルの蓄積や必須ミネラルのアンバランスによる代謝異常を見つけ出すのが本来の存在意義であり、まさに「予防医学」のための検査といえます。

<毛髪が使われる理由>

 体内の有害ミネラルや必須ミネラルのバランスを調べるのに、毛髪が使われる理由は便や尿、汗などと同様に、人間の体にとって毛髪も「排泄手段」のひとつであり、体内の栄養状況を反映しているからです。「血液検査では特に何も言われなかったけど…」という質問をよく受けますが、血液中の成分は神経や免疫、ホルモンの相互作用によって、体内で常に一定のバランスに保とうとするホメオスタシス[体内恒常性]が働くため、ミネラルの過不足などは検出されにくいのです。むしろ、血液検査でミネラルバランスに異常が見つかれば、命にかかわるくらいの重篤な症状がすでに現れているはずです。それに比べ、毛髪の場合は毛球より先には血液が流れておらず、ホメオスタシスの影響を受けることがないため、血液中の成分の微妙な変化を記録する「レコーダー」として利用できるのです。これにより、一定の期間における体内のミネラル情報を総合的に把握することができます。また、血液や尿は時間の経過と共に変質する恐れがあるほか、感染症の心配など衛生面の問題もあり、取り扱いに注意が必要ですが、毛髪はその点、劣化する恐れがほとんどなく、検体として安定しています。採取するときに痛みもなく、簡単に行えるのもメリットです。

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